女性の水虫発症率は70%に達しています。 症状も小さな水泡や、多少の皮膚の剥がれ等の症状がある程度の軽度な水虫から、かゆみ、痛みを伴いじゅくじゅくしている水虫までさまざまです。 でも水虫に共通して言えることは、自然治癒は難しいという部分です。薬局で治療薬を買うことにも、皮膚科で治療を受けることも抵抗がありますのでついつい先延ばしにしてしまいます。
統計では首都圏の女性の5人に1人が水虫に感染しているそうです。
もしあなたが水虫に感染しているとしたら、治療法を知っていますか? おそらく多くの方は、薬で治療することを思い浮かべるでしょうねっ! 男性はともかく、女性でしたら薬なら勇気を出して購入できますが、皮膚科にはちょっとね〜と思われる方が多いですよね。
少しだけですが、水虫の知識を勉強してみませんか?
水虫とは・・・
水虫は足白癬(あしはくせん)といいまして、白癬菌(はくせんきん)による感染症です。足に水疱や発赤、痛みを伴うこともあります。 近年では、指先や爪の裏側の皮膚に感染するケースも増えていて「爪水虫」などと呼びわけをしていることがあります。
水虫菌(白癬菌)は角質内部へ侵食し定住するのですが、皮膚の新陳代謝以上のスピードで侵食するため、白血球による駆逐も不可能で、自然治癒はほぼ期待できません。
また自覚症状も皮膚が剥がれたり、剥がれなかったりと症状もさまざまで、かゆみも耐え難い程から殆ど自覚出来ない程と幅があります。 水虫菌(白癬菌)に感染していると必ずかゆみ等の自覚症状がある訳ではないのです。 水虫菌(白癬菌)の角質侵食が進み、皮下組織等まで到達すると炎症を起こし、かゆみが発生します。
唐突ですが、水虫というと、皆さんはどのようなイメージをもちますか?
なんとなく、足がじゅくじゅく湿気感があって、毎日のようにポツポツと新しい水泡ができて、夏になるとかきむしるほど痒くてと、だいたい中年男性の病気よね〜なんていうイメージが定着しているのではないでしょうか?
水虫=中年男性の病気
なにやら水虫と聞くと「汚い」「不潔」というイメージが思い浮かびますよね。 でもその通りなんですよ!水虫は汚く、不潔でだらしない生活をしている人を好んで感染してきますから・・・・
男性も女性も感染率というのは、そんなに変りないのです。
ただ、女性の場合は水虫になってしまったことを口外しませんから、表面上には浮き上がってこないだけで、実際、皮膚科に水虫治療に訪れる女性は大変多いことが現状です。
女性からすれば水虫は、
水虫=恥ずかしい!
水虫=おやじっぽい!
水虫=嫌われる!
水虫=臭いっ!
綺麗で清潔であって、異性からも同性からも好かれたい女性目線でいえば、水虫は内緒にしていたい恥ずかしい感染病のひとつでもあるのです。
■久しぶりに会う友達が隣に座った時に「なんか臭くない?」と言われないか心配?
■彼氏とドライブ中の車の中で「臭くねぇ〜か?」と言われたくもありません!
■友達と温泉にいこうかなと思っても素足を見せたくないし
■彼氏に海やプールに誘われても、水虫がバレたらどうしよう
このように女性の水虫は、男性の水虫よりも深刻なことがあります。
それは精神的ダメージを受けてしまうということです。
男性でしたら少しくらいの水虫でしたら、水虫になっちゃたよ〜程度で笑い話し程度の話題で済ませられますが、女性の水虫はそうはいかず、悩みながやも隠れてコソコソと治療をしなくてはいけません。 (皮膚科で治療を受けることですら苦痛ですよね)
女性であれば来年の夏に履くかわいいサンダルや靴を選ぶ楽しみを
満喫する方が良いのは当然の願いです!
感染したことを言えない方はほんとに多いです。
でもでも水虫になったことを家族や医師に相談できないでいると
治療を始めれませんから絶対に完治することはありません。
最近では女性の水虫患者が急増していて、特に若い女性の患者数が増加傾向にあるようです。
ほとんどの原因は、生活習慣にあるようなのですが、女性は美しく、かわいく見せるためには仕方のない生活習慣がおもな原因になってしまっています。
「女性の水虫患者の増加原因」
■ブーツやパンプスなどの足が非常に蒸れやすい靴を履いている原因
最近の若い世代を中心にブーツやパンプスなどはファッション性を重視した靴を履く女性が増えています。でもこのブーツはとても蒸れやすい水虫菌の大好きな環境を作りますので、水虫菌(白癬菌)にとっては格好の住みかとなってしまいます。 またブーツは脱いだり、履いたりすることが面倒な靴のため履きぱなしの方が多いことも事実ですね!水虫菌(白癬菌)をより繁殖させやすい環境をつくってしまうのです。
■ストッキングを履く生活週間
やはりこれも女性ならではの生活習慣ですが、足を綺麗に見せるグッズとしてストッキングは女性の必須アイテムです。 またストッキングは保温効果があるので、露出の多い女性の足を守るアイテムでもあります。 しかしこのストッキングの特徴は保温効果に優れている反面、吸水効果はありません。 ストッキングを履いていると常に足が蒸れて、水虫の原因菌である白癬菌(はくせんきん)が増殖しやすい環境になってしまいます。
その他の水虫の感染ルートには「スーパー銭湯」「プール」などの公共施設を利用したことで感染してしまう現状もあります。 (また家族感染ということもありますから注意しましょう)
新聞で製薬会社が発表した記事をみかけました。
R製薬は、「女性に聞く水虫アンケート」を実施しました。調査によると、「水虫かも…」と悩んだことのある女性は約4割(41.0%)で、3人に1人(33.1%)が「水虫にかかったことがある」と回答。そのうち65.2%が「再発したことがある」と答えているそうです。
かなり深刻な女性の水虫感染が広がっていますね!
発症してしまってから自然治癒は難しい水虫ですから、日頃の対策と治療法を知っておきましょう。
毎日できる水虫対策
■水虫の予防・対策としては、「足の指の間をきちんと洗う」
■「水虫の人と同じスリッパは履かない」
■「足の指の間をきちんと乾かす」
■水虫菌が皮質に感染する24時間以内に毎日ケア
水虫に感染した場合の治療・対策として多かった回答
■「市販の薬」と回答した人が69.1%
■「通院」と回答した人が41.5%
年代別では年代が上がるほど水虫の再発などの水虫感染率が高くなり、通院して治療する人も増える傾向がみられます。
また女性のパンプスはつま先が狭く足の指がくっついた状態なので蒸れやすく、密着度も高いから注意が必要です。 特に日本人は靴を脱ぐ場所が多い環境で生活しているので、床に落ちた水虫菌を踏んで水虫がうつることもあるようです。
もうひとつ重要な知識として、水虫菌は体に付着してすぐに発症するのではなくて、角質層の中に入り込んではじめてから感染します。 体に水虫菌が付着しても角質層に入り込む前に菌を落としてしまえばギリギリセーフです。 付着から感染までのタイムリミットは約24時間となりますので、この間にお風呂に入って足や体に付着した水虫菌をキレイに洗い流して、感想させておけば大丈夫です。 またこれも落とし穴ですが、家族に水虫感染者が居る場合、お風呂場のマットにも水虫が付着していることがありますので、一度洗い流してから入浴しましょう。
最後に水虫についての雑学です。
水虫には数通りのタイプがありまして主なものが「趾間(しかん)型」、「小水疱型」です。
実はこの二つの水虫が全体の90%以上を占めます。
特殊な水虫に「爪白癬」、「角質増殖型」というタイプがありますので付け加えておきます。
■趾間(しかん)型
一番できやすい場所は足指の間の狭い薬指と小指の間です。かゆみをともない指の間を見ると、発赤があったり、ただれたり、皮がむけたりしているのが特徴の水虫菌です。
■小水疱型
この水虫は足全体に水疱ができる特徴があります。趾間型と同時になる事もあり、角質が厚い部分にできるとかゆみをあまり感じないとことがあります。他の病気とまぎらわしいのがこの型です。
■爪白癬
爪が厚くなって変色したら爪水虫の可能性があります。爪に白癬菌が感染すると爪が変色して厚くなりみるからにごつい爪になってしまいます。(皮膚科や専門家のもと長期治療が必要)
■角質増殖型
水虫が慢性化した場合に足裏全体が厚く固くなってくる水虫です。水虫になったばかりの人がこの型になる事はありませんが、足全体の皮がボロボロに剥け落ちるので、二次感染力が強い水虫菌でもあります。爪白癬と同様に皮膚科や専門家の元で長期治療が必要です。
女性の水虫は、他人には知られたくない悩みの一部ですが、症状が悪化してしまうと治療法や智長時間が長期に渡ってしまうこともあります。
勇気を出して発症したら早めの対策と治療に心がけましょう。
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